私がトリリンガルになった経緯~最初から出来たわけじゃないよ~
目次
まずはトリリンガルが何か分からない人もいると思うので説明します。
トリリンガルとは3つの言語を操れるという事です。
私は決して完璧過ぎて凄いレベルのトリリンガルというわけでは無いですが、一般の人よりは言語を操れるし何を言っているのかも一定のレベルなら理解できるのでトリリンガルではありますね。
先に結論から言います。
日本語×英語×中国語という環境だった為、3カ国語使えるようになったのです。
自分で言うのもあれですが、努力は少なからず必要です。楽して出来る様になるわけが無いです。
私がトリリンガルになった経緯について
私の生まれ育ちは日本ですが、家族全員が中国国籍です。小さい頃は祖父母がよく日本に来ていたので家庭では中国語を普段から耳にする環境でした。
私は日本語も中国語も中途半端なまま幼稚園生になりましたが、小学生に上がる頃には圧倒的に日本語が出来る様になっていました。
いくら国籍が中国でもずっと日本語の環境で育ってきたので中国語を使う機会は殆ど無く今ではレベルは下がってしまいました。
小学生になり毎週土曜日には中国語教室に通っていたものの先生に対して日本語で返してしまうのでスピーキングと発音はかなり悪くなってしまいました、、
小学1年生の頃から中学三年生まで中国語教室に通っていました。最初の方はピンインから習い始め、漢字、長文を勉強していました。教材では一章ごとに文章と感じが記載されており、授業の前日までに予習する事を繰り返していました。
発音が悪い事に先生が気付いてかなり怒られた事がありました。私は家に帰ってから親と徹底的に中国語で話すようにした結果多少良くなりました。
中国語が出来る人や学んでいる人からすると私はまだまだ出来ていないしダメなんだろうなあって思う時もありますし、いまだに私が喋る中国語は友達に笑われてしまいます。日本人の子にも馬鹿にされた事もありました、、
けれどどんなに悔しくてもダメだったとしても改善を繰り返さなくてはならないのです。
貴方は誰かを見返す事よりも自分が出来るようになりたいという向上心の方が高いのではないでしょうか。
そしてその向上心を使って良い方向に行くことが夢なのです。
その夢を実現するには努力をするしかありません。
そして小6の頃に進路を決めなくては行けなくなり、私は決めようと思ってもそもそも日本の中学高校に上がりたくなかった為、両親が迷いに迷ってインターナショナルスクールに通う事になりました。夏頃にはとあるインターナショナルスクールのサマースクールに行ったのですがそのころはまったく英語がわからない状態の為、友達と会話をするのも日本語だし先生→英語と日本語が出来る友達→私に伝える感じでした。
中学に上がり、インターナショナルスクールの入学式では校長先生がべらべらと話すのですが、何を言っているのか全く分からなかった記憶があります。
私の通っていた学校ではEnglishクラスとESL-English as a second language(英語レベルがEnglishに比べて低い)クラスといわれている2つに分かれていました。
勿論私は第二言語が英語クラスのESLにいました。そしてESLから上のコースであるEnglishに上がるには一定の成績を取らなくてはいけません。
私はかなりの努力不足だった為、中一からいたのにも関わらず高1の頃にEnglishに上がりました。
恐らく大学受験の為に英語の勉強をそこそこ勉強していたので英語力が上がり、上のクラスーEnglishクラスの事―に行くことが出来たのでしょう。
そして大学受験×Englishクラスに上がってからは勉強量もかなり増えました。日本語を喋る友達よりも英語を喋る友達と関わるようになり、更に英語力が上がっていきました。
そして昔よりも英語を話す事に抵抗が減りました。
やはり言語を話せるようにするには抵抗を少しでも減らす事しか無いですね。羞恥心とか持っていても無駄です。とにかく友達や先生と話すべきです。
もう本当にどうしようもない程意味が分かっていないのなら単語やら文法やらをきちんと勉強しましょう。
本当に知っている単語の量を増やす事は重要なので、一日に10個でも良いので覚えましょう。単純計算すると一日10個×365日=3650個覚える事になります。本当に少しでもいいのです。やらないのとやるのでは差がかなりでますしね。
これらの経緯が私をトリリンガルにしてくれたのです。恐らく殆どの人達は自分から言語を学べるような環境を作らなくてはいけないので大変だと思いますが現在はネットなどを使って学ぶ事も出来ると思うので是非試してみて下さい。
私の言語レベル
日本語>>>英語>>>>>中国語
日本語―日常的には何にも困らないです。人とは普通に会話も出来るし、文法も発音も問題なし。読解力が足りないのと漢字がちょくちょく読めない位です。読めない漢字などがあるので勉強しなければならない。
英語―基本的に何言っているのかは分かるけれど単語力や文法力が足りずに文章の意味が読み取れない事などがある。英検2級レベル。これからもっと勉強しなくてはいけない。
中国語―超基本的な会話は出来る、両親が何言っているかは分かるが他の人が会話している中国語は早くて何言っているか分からない時も多々ある。作文をいきなり書きなさいと言われたら普通に書けます。単語レベルは低め。中検3級レベル。レベルが高い文章は読めないのでかなり学習しなければならない。
最後に
結論トリリンガルになったとしても言語にゴールは無いので常に勉強し続けなければならない。
単語に文法にリスニングに、、、これからも分からない事が沢山出てきますよ。
けれど諦めたらそこでおしまい。沢山の人が言語を習っていてもっと出来る人もいるのは理解出来ますが、諦めた所で何も残らないんですよね。
自分は出来る!!!って信じ続けると良いですよ。